相続がこじれやすい「家庭の事情」子どもができてからの離婚

  • 2014.10.24 Friday
  • 18:35

「不動産しか財産がない」という事情をめぐる問題を考えてきましたが、今回は「離婚」をめぐる問題です。
言うまでもありませんが、離婚してしまえば元・妻と元・夫は相続人ではありません。
しかし、前配偶者との間に子どもがいれば相続人になります。
子どもが未成年の間に相続が発生して、遺言がなかったら…。
法定代理人は母親である元・妻(夫)ということが多いでしょう。
別れた配偶者に相続人がいなければいいですが、親兄弟あるいは現在の配偶者などがいた場合、遺産分割協議に参加するのは法定代理人です。子どもが成人していればその子自身です。
必ず顔を突き合わせて協議をする必要はありませんが、あまり気が乗る話ではないと思います。
それまでの養育費の支払いが順当に行われていればまだしも、それが滞っていた場合さらに協議は白熱する予感がします。

離婚後に再婚した場合も注意が必要です。
前配偶者との間に子供がいなくても、連れ子さんがいた場合です。
結婚すれば、自動的に配偶者は相続人ですが、連れ子さんは自分の相続人には自動的にはなりません。
養子縁組が必要です。仮に遺言を書いていても養子縁組をしていなければ、法的には連れ子さんに対する財産の移転は「相続」ではなく「遺贈」の扱いになります。相続税が発生する場合は、養子縁組をしていない連れ子さんは税額は2割増しです。
さらに、連れ子さんが相続人ではないとなると、基礎控除算定の際に人数に入らないので、その意味でも税額は増えます。
せっかく遺言を書いても変なしこりが家族に発生しては、残念というほかありません。

離婚の原因が愛人に婚外子ができて…などという場合は、死後認知の問題も関係してきます。
最高裁判決により、認知されれば法定相続分は嫡出子と同じになりました
これも厳しい感じの協議がありそうです。

結婚した3組中1組は離婚するという世の中です。
自分の「すべての家族」に対する責任をまっとうするための心配りをお忘れなく。



 

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